慢性副鼻腔炎 原因

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になるには複数の原因があります

 

風邪を引いたことによる原因

風邪をきっかけに急性の副鼻腔炎になり、その症状が、3ヶ月以上続くと慢性副鼻腔炎に移行する例が多くなります。

 

時には、急性副鼻腔炎からすぐに、慢性副鼻腔炎になってしまったり、急性副鼻腔炎を何度も繰り返しているうちに、慢性化することもあります。

 

軽い風邪を引いて、それをグズグズと引きずっているうちに、アレルギーなど他の要因などと絡み合って、慢性化することもあります。

 

急性副鼻腔炎が完全に治りきらないうちに、また風邪を引いたりすると炎症が再燃してしまいます。

 

粘膜は晴れ上がり、洞の孔が塞がれて、鼻腔への通気が悪くなり、分泌物がうまく排出されなくなります。

 

そこに細菌がつくと、炎症はますます悪化していきます。
細菌が作る毒素も病態形成に関わっています 。

 

カビが原因の慢性副鼻腔炎もある

風邪以外にもカビによる感染が原因で慢性副鼻腔炎になることがあります。
この場合炎症は風邪が原因の時よりもひどくなるケースがあります。

 

真菌の種類ではアスペルギルスが1番多くムコールやカンジダも原因になります。
副鼻腔にこれらの菌が増殖し炎症を引き起こします。
最も起こりやすい場所は上顎洞です。

 

アスペルギルスにしても、ムコールやカンジダにしてもどこにでもいる菌で、普通の健康な人なら問題はありません。

 

ところが、糖尿病や悪性腫瘍などで、抗生物質やステロイド剤免疫抑制剤などを頻繁に使用して体の抵抗力が弱っていると感染しやすくなります。

 

気管支喘息が関与している場合もある

他にも、慢性副鼻腔炎に関与していると考えられる病気としては、気管支喘息、琴似アスピリン喘息、副鼻腔気管支症候群などがあります。

 

気管支喘息は、空気の通り道である気管支がアレルギーなどで炎症を起こして過敏になり、何かの刺激で晴れたり痰が出たりして狭くなり、呼吸が苦しくなる慢性の病気です。

 

この中アスピリンに代表される非ステロイド性抗炎症剤、解熱・鎮痛剤によって 誘発される喘息がアスピリン喘息です。

 

アスピリンだけが原因物質ではなく、アスピリンと同じような作用がある解熱薬 頭痛薬 鎮痛薬 風邪薬 座薬 また、食品などに添加される化学物質が原因になることが分かっています。

 

小児ではまれですが、成人でも起こることがあります。

 

症状としては鼻炎が先行し、2年後に喘息を起こすことが多く、患者の多くが慢性副鼻腔炎などの花症状を併発していると言われています。

 

慢性副鼻腔炎に慢性気管支炎を合併している場合は、副鼻腔気管支症候群の可能性もあります。

 

咳や痰呼吸困難といった呼吸器症状と 膿性鼻汁などの副鼻腔炎症状を併せ持った病気です。

 

免疫力低下、気道感染防御機能の低下があり、慢性の細菌感染を来し、鼻と気管支の両方に様々な症状が現れるようになります。

慢性副鼻腔炎の原因や病態は複雑化

副鼻腔炎そのものは1960年代の前半頃から減少傾向にあります。

 

また 患者数が減るだけでなく病態も変化してきました。
その理由として挙げられるのは、食生活の向上と医療の進歩、普及の影響です。

 

タンパク質などの栄養素の摂取不足は、副鼻腔粘膜の病原菌に対する抵抗力を弱め、慢性化させます。

 

終戦直後の物資が不足していた頃、青っ洟をたらしたはなたれ小僧がよく見られましたが、それも昔の話になりました。

 

医療の進歩によって慢性副鼻腔炎が治りやすくなったことも患者数の減少につながっています。

 

変わって急激に増えているのがアレルギーが関与している鼻炎です
スギ花粉症やブタクサ花粉症の報告も1960年代頃から行われていますが 急増するようになったのは1970年代に入ってからです。

 

アレルギー性の鼻炎が増え副鼻腔炎の原因や病態は以前より複雑化しています。
それに伴って治りにくいタイプの副鼻腔炎も多くなってきました。

 

参考 副鼻腔炎になたまめ茶が効果あり